野生鳥類の鉛中毒


 当協会では1991年より会員病院のカルテ集計を実施していく中で、ハクチョウで鉛中毒の個体が散見されることがわかってきました。その後諸外国ではすでに詳細な調査が行われていること、日本でも1989年に北海道で水鳥の大量死が起っていることなどが判明し、1992年から水鳥を中心として症例の記録の収集整理・臓器内の鉛の濃度の測定に取り組み、1996年全国的調査をもとにした報告書を発行しています。
 1996年春、発行した報告書を持参し関係官庁・業界団体・自然保護団体に同じテーブルについてこの問題の解決をお願いしておりますが、残念ながらいまだ具体的な対策は取られていません。今後も粘り強く野生生物たちからの客観的な情報を代弁していきたいと考えています。



野生鳥類の鉛中毒に関する情報

  1. 第14回日本獣医畜産大学学術交流会シンポジウム講演要旨 (1998.11.14)
  2. ワシ類鉛中毒ワークショップ阿寒声明 (1998.10.18)
  3. 小動物臨床研究会 野生動物パネル要旨(1996.11.24)
  4. 水鳥の鉛中毒シンポジウム記録集(1995.11.12)
  5. 鉛弾・釣り糸・プラスチックによる被害 (野鳥誌)
野生鳥類の鉛中毒に関するリンク
  1. 国内
  2. 国外
  3. 無毒弾に関する情報